ニコンフォトコンテスト　2012-2013
A部門 単写真

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彼の衣装はぼろぼろです。彼は道に迷っているようでもあり、何かを待っているようでもあります。彼は衣装をまとい、砂漠に立っています。このイメージは２つの世界の間で道に迷っているシリア難民の運命の感覚を表現していると思います。

私はザータリ難民キャンプで米国の写真家と出会いました。彼はWEB TVの仕事をしているシリアのジャーナリストとコンタクトを取っていました。彼は広い人脈を持つ人で、ベドウィンの料理人にインタビューをしなければなりませんでした。それはシリア問題についての立場を表明する重要な発言となるはずでした。私はそこへ行き、伝統的な衣装に身を包んだベドウィンの料理人たち全員を写真に収めたあと、まさに引き上げようとしたとき、この少年が現れました。彼の父親が彼にポーズを取るように言う直前に一枚撮ることができたので、この自然な様子の写真を残すことができました。