FIDELITY (献身)
MERİÇ AKTAR
トルコ
トルコのハタイ県。メフメトおじさんは、歩行困難で5年間寝たきりの妻ファトマさんの昼食を介助しており、孫の男の子ふたりはソファで遊んでいます。結婚して48年になる夫婦は、どんなときも助け合っています。病気のせいで手が震えるファトマさんは毎日、メフメトさんに手伝ってもらって昼食をとっています。
この写真は、トルコのハタイ県アルトゥノジュ地区のYunushan村で撮ったものです。 伝統的な様式を保ったこの家は、残念ながら2023年2月6日にトルコを襲った地震で深刻なダメージを受けました。幸いにも、メフメトおじさんとファトマおばさんは無事でした。震災被災者のボランティア写真家として、このコンテストの受賞は言葉では言い表せない喜びでした。 私の自宅は地震で倒壊したため、地域の被災者住居のテントからこのメッセージを綴っています。 さまざまな災厄を今年経験しましたが、私はこの先も人生を手放しません。大きな希望を持って、写真の中のメフメトおじさんとファトマおばさんのように助け合っていきいたいと思います。この賞を写真家である私の友人、ヒクメット・メール・サラセンに捧げます。彼は震災で命を失いました。写真があってよかった、ニコンがあってよかったと思っています。
※選出された作品及びコメントは作者の見解や意見を表現するものであり、必ずしも主催者の見解や意見を反映するものではありません。
FIDELITY (献身)
MERİÇ AKTAR
トルコ
ストーリー
トルコのハタイ県。メフメトおじさんは、歩行困難で5年間寝たきりの妻ファトマさんの昼食を介助しており、孫の男の子ふたりはソファで遊んでいます。結婚して48年になる夫婦は、どんなときも助け合っています。病気のせいで手が震えるファトマさんは毎日、メフメトさんに手伝ってもらって昼食をとっています。
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この写真は、トルコのハタイ県アルトゥノジュ地区のYunushan村で撮ったものです。 伝統的な様式を保ったこの家は、残念ながら2023年2月6日にトルコを襲った地震で深刻なダメージを受けました。幸いにも、メフメトおじさんとファトマおばさんは無事でした。震災被災者のボランティア写真家として、このコンテストの受賞は言葉では言い表せない喜びでした。 私の自宅は地震で倒壊したため、地域の被災者住居のテントからこのメッセージを綴っています。 さまざまな災厄を今年経験しましたが、私はこの先も人生を手放しません。大きな希望を持って、写真の中のメフメトおじさんとファトマおばさんのように助け合っていきいたいと思います。この賞を写真家である私の友人、ヒクメット・メール・サラセンに捧げます。彼は震災で命を失いました。写真があってよかった、ニコンがあってよかったと思っています。
※選出された作品及びコメントは作者の見解や意見を表現するものであり、必ずしも主催者の見解や意見を反映するものではありません。